セブン‐イレブンの正体
ビックリしました。知りませんでした。
二つの驚きがありました。
一つ目は商品の廃棄にかかわることです。この本にも書かれている例をあげると以下の通りです。
売価100円のパンを10個仕入れ(原価 60円)、
8個売上げ、2個廃棄したケース。
本部への手数料を売上総利益の50%とする。
通常の会計の考え方だと、
売上高:100円 x 8= 800円
売上原価: 60円(仕入価格)x10(仕入れた数)= 600円
売上総利益: 800円-600円=200円
本部利益:200円 x 50% =100円
加盟店利益:200円 x 50% =100円
ところが、コンビ二会計では、次のようになると言う。
売上高 100円 x 8= 800円
純売上原価:{60円(仕入価格)x10}-{60円(仕入価格)x2(廃棄した数)}
=600円-120円=480円
よって、
売上総利益 800円-480円=320円
本部利益:320円 x 50%=160円
加盟店利益:320円 x 50%=160円
さらに、
加盟店利益: 廃棄分は加盟店の営業費として差引かれる。
従って、
利益は 160円-120円=40円
要するに、廃棄したロスは加盟店側が全て負担する仕組みということです。
この本が聴取した加盟店オーナー側の情報によると、一日の弁当の廃棄が平均30個、全国セブンイレブンが12,000店なので、毎日36万食分が廃棄されている計算。そして、その全ての費用で、セブンイレブン本部はこのロスを被っていないののです。
二つ目。
加盟店のオーナーはセブンイレブン本部が仕入先からいくらで仕入ているのか知らされていないということ。
セブンイレブンの加盟店契約では、本部が仕入れの代行を加盟店に替わって行っていることになっているそうで。それならば、商品をいくらで仕入れたのかをオーナーは知りたいはず。いや、納税の問題があるので、仕入原価は知っていなければならない。本部へ支払う手数料を除けば、加盟店オーナーが自分の店を経営しているのと同様なわけだから、本部がいくらで商品を仕入れたのか知らなければならない。セブンイレブンは仕入れ実績をそして、この本が言うところによれば、加盟店オーナーは一度として仕入先からの請求書をみることはできないという。セブンイレブンから送られてくる取引明細書のみとのこと。そこで目にする仕入原価は、たとえばカップヌードル112円。近隣のどこのスーパーの売価が98円だというのにである。バイイングパワーが明らかにあるはずのセブンイレブンがこんな仕入原価で仕入れるわけないですよね。
実際の仕入原価は別にあり、セブンイレブンが抜いているのでしょうか?
本当にひどい話だとおもいます。
最後に一言。この本の発行人の週間金曜日の責任者は佐高信氏のようですね。まったく個人的なことですが、私はこの人をまったく信用していません。評論家として、ただ単に、自分の気に入らないことに文句をつけるだけの人だからです。そして、中身もないと思っています。近々、彼の著書である、「小泉純一郎と竹中平蔵の罪」という本についてこのブログに書くつもりです。
しかしながら、私の個人的な好き嫌いとは別に、この本で書かれていることについては、大変勉強になりました。著者に感謝いたします。
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